ミニチュアでなく、実用サイズの漆器のコーナーでございます。
ちゃんとかぶれる本漆を使用し、何度も塗りと研ぎを繰り返しています。
梅雨時くらいの高温・多湿の状態で固まるという通常の塗料とは
反対の性質を持ち、耐水・耐酸・耐高温にも優れています。
5000年前の山内丸山出土の漆器は技術的にも優れ朱色の塗装面は美しいまま
という史上最強の塗料です。
東南アジア原産で、暖かい土地では茶褐色の漆が大量に取れ、寒い土地では
透明度の高い上質の漆が少量取れます。
日本では浄法寺が北限で、最上漆の代名詞となっています。
9割以上が中国からの輸入でチベットで良質の漆が取れるそうですが、
「摺り漆」という技法が使われないため、特別に分けられてはいないようです。



「守り刀」の鞘を塗り上げました。 刃渡り26.1センチの「忠次」で、うっとりするほど綺麗な刄です。
好奇心だけで引き受けましたが未知の世界です。
黒や朱色だけの方が上品かもと思いながら、 下地、黒下地2回、朱中塗り3回、溜め2回に金粉撒き、梨地漆で仕上げました。
塗り上げた後で元通り鞘に収めるのが大変でした。


  「塗り」のページでございます。
 摺り漆・ あけぼの・根来・目弾き等の無地漆器です。



  「しぼ塗り」のページでございます。
 「津軽塗り」「若狭塗り」が有名です。



 金や青貝で華やかに装飾されています。
 金粉捲き・青貝捲き・蒔絵など楽しんでみました。



  「彫り」のページでございます。
 伝統的な鎌倉彫りの図案から、創作まで掘ってみました。